命を支える不断水工法という技術

近年の科学技術の進歩というと、インターネットや人工知能・スマートフォンなどのデジタル・IT関連分野ばかりが注目されていますが、土木分野などでも技術はどんどん進歩していることを見逃してはいけません。

その1つの例として不断水工法をあげることができます。不断水工法なんて水道工事業関連の人や土木マニアくらいしか知らないかもしれませんが、この工法は私達一般人にも多大な恩恵を与えてくれています。ただIT技術のような華々しさがないために、ほとんどの人はその存在すら知りません。不断水工法は、簡単に言ってしまうと水道管の水を止めることなく工事ができてしまう工事法です。

配管の増設を行ったりバルブを取り替えたりする際に、この工法なら水をまったく止めないですむので断水は起きません。断水が起きないというのは本当に素晴らしいことなのですが、普段私達は蛇口をまわせばすぐに水が出る生活に慣れすぎてしまっているために、その素晴らしさになかなか気づかないのです。気づく時があるとすれば、地震などの災害に見舞われてライフラインがストップしてしまった時でしょうか。

災害でライフラインが止まってしまって水が使えなくなると、本当に水が供給されていることが奇跡のように有り難いことなのだと痛感させられます。不断水工法とは、そんな奇跡のように、私達に安定してきれいな水を供給してくれるシステムを支えている技術なのです。人はインターネットが無くても生きていけますが、水が飲めなくなったら死ぬしかありません。命を支える不断水工法という技術をみんなもう少し知ってもいいのではないでしょうか。

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